映画「ジョンウィック」感想

ジョンウィック

殺意が高まってる時に観ると気持ちいい作品。
映像のほとんどがドンパチなので、途中若干の疲れを感じる瞬間もあるが、物語は次々と展開していくし人間は次々と死んでいくので最後まで飽きずに見れた。面白い。本編の時間は丁度良い長さだと思う。


続編と最近公開された新作があるみたいなので、それらも観たい。



以下、少々ネタバレ含む。






非常に気持ち良いテンポで殺していくのが爽快。
「大事なものを奪われた復讐」というシンプルなテーマだけど、物語の展開が面白かった。面白いくらいに死んでいく。頭を狙って1発で殺していく軽快さが癖になる。殺意が高まってる時に観るとスッとする。


しかし、敵一人にかける時間が長い場面も少々あるのが、ちと焦れったい。手に汗握るアクションシーンも必要だし仕方ないけれど。どうせ時間をかけるのなら、じっくりいたぶることに時間を使って欲しかったかな。悪には生から死までの「過程」を味わってほしい。特に息子、お前だ。

ジョンウィックにとって目的は苦しめることではなくて殺すこと、それ一点なのかもしれん。知らんけど。「ヤバイやつに追われてる」「護衛が次々死んでいく」という恐怖は味わったろうし、まぁいいか。


嫌な奴ほどしぶとい。が、ジョンウィックもしぶとい。しつこい。笑える程にしつこい(最高に褒めてる)。息の根止めるまで追いかける執念と殺意にブラボー!!


「たかが犬でそこまでやるか?」なんて言うけど「たかが車1台にそこまでやるか?」てなもんだし、殺しの連鎖がぐるぐる廻っていくのが面白い。ここまでいくと悪も善もあったもんじゃない。物凄い死亡率!!

何回でも言うけど、殺意が高まってる時に観て。最高だから。

映画「ゲットアウト」感想

(感想追加 11/12)

 

観終わってから、
タイトルである「get out」を誰が言っているのか分かった時、一番ゾッとした。

 

「不快」まではいかない。

「怖く」もない。
でも、なんか、なーんか心地悪い。
引き攣った愛想笑いを浮かべてしまう。
で、周りもニコニコしてくれるけど、やっぱりなんか心地悪い。

はっきりとした言葉にならない程の微妙な息苦しさがずっと漂う。
真綿で首を絞められるってこういう心地かもしれない。

前半「何か変」の心地悪さで満ちている作品。後半は観てね。

何気なく見てた物が後々出てきたときの「あー!!あの時のー!!」って発見が楽しかったし、伏線が繋がっていくのでその点も面白い。2度目3度目と観る度に発見がありそう。繰り返し観たい。



・2回目観たので補足の感想。


 (注意!大いにネタバレ!!!) 











 全てを知ってから観ると初回とは違う視点で観られるので面白かった。窓に写った自分をうっとりしたように見る姿とか、使用人が嫉妬してるんじゃないかって話に笑うローズの感情とか。

 一方で、乗っ取られた彼らを思うと余計辛かった。見えてるし聴こえてる。あー……。もう、ほんと、ゲットアウト……。 

「移植」の理屈がちょっと無理矢理な気もするけど(脳味噌いじくったら出来るの??)、体(器)に他者の意識を入れたらどうなるかって点は面白い。 

でも、車を買うみたいに乗りたい器を品定めし、その持ち主を運転席から引き摺り落としてんの最悪の人格否定じゃん……?否定というか完全な無視。しかも持ち主はその車に乗ったままという地獄…


パトカーのサイレンが光った時の絶望。あの瞬間に救いを感じなかったのは、彼にとって圧倒的不利な状況だったから。状況もだけど、真実を話す間すら与えられないと思った。本来、救いになるはずの「警察の到着」が「絶望」に感じられたのは、黒人に対する警察の態度を報道や映画で見てきたからだと思う。

一方で、あの時「(黒人だから)うわ、圧倒的不利だ」と感じたこと自体が私の中にある偏見・差別なのか、それともそれがこの世の現実なのか分からない。多分どっちも?うーん。

ところで、何が「助けて」だ、あの女ァ……



 話ちょっと変わるけど、コーヒーに砂糖入れてティースプーンで混ぜた時、催眠のことを思い出してウッと胸が重くなった。